医師の約9割、肺がん治療で「処方増やす」
がん免疫療法薬キイトルーダ
公開日時 2019/06/30 00:00
過半数が有用性を評価「副作用多い」「有害事象がやや重篤」との声も1998年に胃がんを抜いて以来、がん死亡率の1位となっている肺がん。その85%を占める非小細胞肺がんのなかでも切除不能な進行・再発例に対する薬物治療は近年、遺伝子変異をターゲットとした分子標的薬の相次ぐ開発、さらには免疫チェックポイント阻害薬の登場で長足の進歩を遂げている。現在、IV期で非小細胞肺がんの適応を持つ免疫チェックポイント阻害薬は抗PD-1抗体のオプジーボとキイトルーダ、抗PD-L1抗体のテセントリクの3剤あるが、単剤で1次治療が認められているのはキイトルーダのみ。キイトルーダは18年12月、国際共同フェーズ3試験「KEYNOTE-042試験」の結果を受けて非小細胞肺がんの最適使用推進ガイドラインが改訂され、PD-L1...