低薬価市場に対応する流通・営業に
アトル・渡辺社長
公開日時 2019/05/31 00:00
メディパルグループで、次世代型物流センターとして先陣を切ったアトルの福岡ALCは、稼働から3年を迎える。国内医療用医薬品市場は、今後横ばいか縮小。薬価の毎年改定が始まり、物量増と利益は相関せず、医薬品卸売事業は厳しい事業環境に置かれる。ALCは、そこを乗り越え、付加価値を創出する物流センターとして設計された。つまり低コスト物流の実現と営業の改革だ。3年前、アトルの渡辺紳二郎社長は、本誌取材に「自分たちで事業の質を高めて、顧客に価値を認めていただいて、発展して、将来を切り拓いていかなければならない。その象徴が福岡ALC。戦略的に展望を切り拓くことが、私のコミットメント」と語った。果たして成果は。渡辺社長にインタビューした。(聞き手・構成:酒田浩)――福岡ALCは新たな医薬品等の流通モデルの構築...