バイタルネット 人口減・過疎化先進地域の卸像を模索
人的・物的資源を地域のために有効活用へ
公開日時 2019/04/30 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児開口一番、バイタルネットの一條武社長は、「東北は厳しい時代の先進地域で、当社はそのトップランナーだ」と切り出した。特に秋田県の人口の減少率は大きい。日本医師会の地域医療情報システム(JMAP)によると、同県の2020年の医療需要は15年比99%に縮小、以降の縮小は加速度を増す。この中で、一途に地域連携を標榜し、ヘルスケア・コーディネーターとして深耕を続けるバイタルネット。フィーにつながるのかとの周囲の疑念に、「フィーは後からついてくる」と言い切る。鈴木三尚営業本部長は、「当社が地域に目を向けたのは2013年にはじまる第2次中期経営計画から」と振り返る。今回は一條社長と鈴木営業本部長に、トップランナーの心得を伺った。高シェア地域卸低空飛行も独立堅持バ...