ヤンセン 抗体製剤ステラーラ、潰瘍性大腸炎の効能追加申請
公開日時 2019/04/01 03:50
ヤンセンファーマは3月28日、ヒト型抗ヒトIL-12/23p40モノクローナル抗体製剤ステラーラ(一般名:ウステキヌマブ(遺伝子組換え))について、既存治療で効果不十分な中等症から重症の潰瘍性大腸炎に対する効能効果を追加する承認申請を行ったと発表した。申請は同日付け。
今回の効能追加申請は、ステラーラの点滴静注製剤は寛解導入療法に、皮下注製剤は維持療法に使えるようにするもの。
ステラーラは炎症性腸疾患に深くかかわるIL(インターロイキン)-12およびIL-23を阻害することで消化管の炎症を抑制する。日本では、点滴静注製剤は中等症から重症の活動期クローン病の導入療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)の効能効果で、皮下注製剤はクローン病の維持療法(同)と、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬の効能効果で承認されている。