ギリアド C型肝炎薬エプクルーサ、26日発売へ 「C型肝炎撲滅への重要な一歩」
公開日時 2019/02/26 03:52
ギリアド・サイエンシズは2月25日、C型非代償性肝硬変に対する初の治療薬となるエプクルーサ配合錠(一般名:ソホスブビル/ベルパタスビル)を26日に発売すると発表した。26日に薬価基準に収載される予定で、即日発売となる。薬価は1錠6万154.50円。
同配合錠は、ソバルディ錠400mgとして承認された核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害薬ソホスブビル400mgと、新規有効成分のNS5A阻害薬ベルパタスビル100mgを含有する新規配合錠。1日1回1錠を経口投与で用いる。
肝移植が最も有効な治療法だったC型非代償性肝硬変の患者や、ハーボニーなどの直接作用型抗ウイルス薬(DAA)で治療不成功の患者に対する治療選択肢となる。C型非代償性肝硬変に対しては12週間投与で、前治療歴のあるC型慢性肝炎やC型代償性肝硬変に対してはレベトールカプセル(一般名:リバビリン)と併用して24週間投与で用いる。
ギリアドはエプクルーサの発売にあたり、「C型肝炎治療領域において残されていた難治性の患者さんに対し、新しい治療の選択肢を提供できることになる」とし、「日本におけるC型肝炎撲滅への重要な一歩となるもの」としている。