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アルフレッサと三菱倉庫 再生医療製品などの次世代物流で研究会 物流インフラ共同化も検討

公開日時 2018/11/22 03:50

アルフレッサホールディングス(HD)は11月21日、子会社のアルフレッサと三菱倉庫が研究会を立ち上げ、メーカー物流等の物流インフラの共同化・効率化、再生医療等製品の物流体制など次世代の流通を検討すると発表した。今後、GDP(医薬品の適正流通基準)導入で厳格化が求められる医薬品物流、まだ体制が未確立な部分を残す再生医療等製品には、メーカー、卸、物流受託企業(3PL)のそれぞれに課題を抱えており、両社実務者で課題を検討し、顧客に提案できるソリューション構築に目指す。

検討テーマは次世代の「医薬品物流」と「再生医療等物流」。メーカー物流等の物流インフラの共同化・効率化、海外との物流、PIC/S GDPへの対応を検討する。また、労働力不足問題や IoT・AIなどの技術の活用も取り上げる。

医薬品物流ではトラックや労働力の不足の一方で、GDP導入でより厳格な管理が求められることが見込まれ、製薬各社ごとに対応しては限界があるとの指摘が出ている。物流インフラを共同化し、物流にかかるコスト、労力を低減させることが迫られている。

また、再生医療等製品については、患者自身の細胞を培養する製品なども想定され、保管、輸送には独特の技術が必要なほか、使用機器の共通規格、医療機関・患者に届けるまでの物流プロセスも課題となる。両社による研究会では、それら課題を実務者で検討し、顧客に提案できるソリューションにつなげる。

アルフレッサは、2018 年8月に三菱倉庫と業務委託契約を締結し、治験製品や再生医療等製品の保管・輸送に関し共同での取り組みを進めている。今後はメーカーから医療機関、患者までの新たな流通の仕組みをつくる必要があると考え、両社による研究会で検討することにした。

メーカー物流を視野に入れた物流インフラの共同化については、メディパルホールHDの子会社のメディセオと大塚倉庫が17年1月、医療用医薬品の物流効率化に向け業務提携し、取り組んでいる。

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