第一三共 化血研のインフルエンザワクチン販売提携終了 B肝も19年3月末に終了
公開日時 2018/05/14 03:50
化学及血清療法研究所(化血研)と第一三共はこのほど、化血研が製造する「インフルエンザHAワクチン“化血研”」を18年3月31日で販売提携を終了したと発表した。アステラス製薬と武田薬品が販売を継続している。組換え沈降B型肝炎ワクチン「ビームゲン注0.25ml・0.5ml」も19年3月31日に販売提携を終了予定で、アステラス製薬が販売を継続、安定供給に努める考え。
両社は、14年8月に「ビームゲン注」を、15年5月に「インフルエンザHAワクチン“化血研”」の販売提携契約を締結していたが、このほど両製品の販売提携契約を終了することで合意した。理由については「販売戦略の見直しのため」としていて、詳細は明らかにしていない。
両社は、「ワクチンを含む医薬品の製造と供給を通して、公衆衛生の向上を図るとともに、疾病の予防と治療に貢献し、国民の健康に寄与していきたい」とコメントしている。