アルフレッサHD 医療経営士合格者が1000名超に MSの付加価値として活かす
公開日時 2018/05/08 03:50
アルフレッサホールディングス(HD)はこのほど、グループのMSの医療経営士認定試験合格者(2級と3級)が累計で1153名になり、1000名を突破したと発表した。地域包括ケアのキーマン、ステークホルダーの考え方や用いる専門用語をMSも身に着けることで、地域で生じる課題やニーズの解決に積極的に対応できるようにするのが狙いで、当初400~500名程度の取得を目指すとしいたが、今回、それを大幅に上回る合格者数となり、グループ全体のMSの約3分の1に上る数となった。
当初目安を大幅に上回る合格者数になったことについて同社は、「当初と目的が変わったわけではない。資格取得に向けて学んだ知識を業務に活かすことが大事だと考えている。(合格すれば)名刺に『医療経営士』を入れることもでき、顧客から、この領域の知識がある人と認識され、従前とは違った期待感も生まれる。今はどう活動に有効なのかは開示できないが、MSの付加価値につながると期待している。人材育成の一環である」(広報IR部)と話している。
同社は医療経営士を「医療、介護および生活者をつなぎ、地域の連携を推進する重要な人材」と位置付け、2018年度までの中期経営計画で打ち出した営業機能改革の一環で、グループのMSに促してきた。各級合格者の人数の内訳は開示していない。
医療経営士は、認定をする日本医療経営実践協会によると、「医療機関をマネジメントする上で必要な医療および経営に関する知識と、経営課題を開設する能力を有し、実践的な経営能力を備えた人材」としている。