JCSOA・CMR意識調査 目指すキャリア、専門MRとマネージメントが約3割 地域特化型MRは2割弱
公開日時 2017/11/09 03:50
日本CSO協会(JCSOA)は11月8日、コントラクトMR(CMR)の意識調査結果を発表した。この中で目指すキャリアについて、「領域専門MR」が30.2%、「マネージメント」が28.7%だった。「地域特化型MR」は17.5%だった。
調査は昨年に続き2回目。今回は2017年6月~7月にかけてJCSOA加盟8社に対し実施し、稼働中のCMRのうち約7割にあたる2830人から回答を得た。約6割が勤続5年未満だった。
目指すキャリアは、勤続年数で志向が異なり、5年未満の者で最多は「領域専門MR」で36.4%、次いで「マネージメント」24.2%。5年以上になると、この割合が逆転し最多は「マネージメント」で36.1%、「領域専門MR」20.0%だった。「地域特化型MR」は勤続年数に関係なく、それぞれ17.1%、18.2%だった。地域特化型MRの志向割合についてJCSOAは、2割程度いたとして「地域包括ケア時代を意識したキャリア志向が窺える」との見方をしている。
キャリアアップに向けて取り組みたいことで、最も多かったのが「業界動向などの情報収集」で54.4%に上り、JCSOAは「大きな環境変化を迎え、情報アンテナを重視する姿勢が反映される結果」だとしている。
CMRの魅力については、「感じている」が21.9%、「多少感じている」が36.7%で、合わせると58.6%で、勤続年数による違いはなかった。魅力には、31.0%が「幅広い経験」を挙げ、次いで「キャリアアップ」(18.1%)、「勤務地」(16.5%)だった。