バイオジェン日本法人のスギノ社長 アステラス・アムジェン次期社長に内定、24日付で就任
公開日時 2017/04/19 03:50
アステラス・アムジェン・バイオファーマ(以下、AABP)は4月18日、バイオジェン・ジャパン社長のスティーブ・スギノ氏が、AABPの次期社長に内定したとのトップ人事を発表した。スギノ氏は24日付でAABP社長に就任する。そして、6月1日開催予定の取締役会の決議を経て代表取締役社長に就任する予定。AABPのマーク・テニソン社長は、スギノ氏の就任と同時に現職を退任し、アムジェン社の新たな役職に就任する予定。
スギノ氏は日系米国人(四世)で、日本で10年以上生活している。バイオジェン・ジャパン社長の前はサノフィ日本法人の執行役員糖尿病ビジネスユニットヘッドを務めていた。これまでに米イーライリリーで糖尿病事業部や神経科学ポートフォリオの後期グローバル臨床試験の責任者などを歴任した。出身は米国カリフォルニア。カリフォルニア大学アジア研究で学士号を取得し、日本の国際基督教大学(ICU)にも籍を置いた。
AABPは本誌取材に、スギノ氏を次期社長に決めた理由について、「グローバルにバイオ医薬品企業で要職を務め、日本市場に対する造詣の深さも期待して、当社が成長段階に進むにあたり招いた」としている。