PART2 最適使用は“フォーミュラリ”がカギ
公開日時 2016/09/30 00:00
最適使用は“フォーミュラリ”がカギ薬剤費コントロールは薬剤師の職能に「費用対効果評価の導入と併せ、革新的医薬品等の使用の最適化推進を図るとともに、生活習慣病治療薬等の処方の在り方等について本年度より検討を開始し、平成29年度中に結論を得る」――。経済財政運営と改革の基本方針2016(骨太方針)には、こう書かれている。抗がん剤・オプジーボを皮切りに、高額薬剤問題が表面化する中で、対応はまさに待ったなしの状況と言える。厚労省、PMDAと関係学会が協力して、「最適使用推進ガイドライン」の今年中の策定に向けた議論も進む。こうした中で、最適使用の最後のカギを握るのが“フォーミュラリ”だ。フォーミュラリの策定は、薬剤師の職能、さらには製薬産業を含む医薬品ビジネスにも大きな影響を与えることが想定される。最...