未来能力研究所柿崎大司エリアマーケティングの強化は、企業規模にかかわらず多くの企業が検討している。ある大手メーカーでは「優秀な営業所長をエリアに配置し、地域の医療特性を所長自らが見極めながら、地域独自の施策を打てるような機能を持たせたい」と表明、また「エリアマーケティング部」を立ち上げたメーカーも出てきている。しかし、みんながやっているからといって正しいとは言えない。一度立ち止まって、どう進めるべきかを考える局面にきているのではないだろうか。今回は、支店長や所長のキャリアのサバイバルに直結するエリアマーケティングの事例を取り上げる。2003年11月兵庫・四国支店への辞令「兵庫・四国支店の支店長の辞令だ。兵庫の売上を伸ばし、四国は立て直して欲しい。１年目は大目に見る。」支店方針をプレゼンするた...