多発性骨髄腫で新薬ラッシュ 7月承認のカイプロリス、再発・難治例の第一選択薬候補に
公開日時 2016/07/26 00:00
多発性骨髄腫の治療薬は、2006年から10年にかけて登場したベルケイドやレブラミドなどの分子標的薬によって治療の選択肢が大きく広がった。そして15年から16年にかけて複数の新しい作用メカニズムを含む分子標的薬が登場するなど“第二の波”が到来しつつあり、そのひとつに小野薬品が16年7月4日に承認を取得したカイプロリス(一般名:カルフィルゾミブ)がある。今回は再発・難治性の多発性骨髄腫のファーストラインになると期待されているカイプロリスに対する医療現場からの期待や使用上の課題を中心に取り上げる。再発・難治性の多発性骨髄腫の適応を持つ主な分子標的薬4製品を含む計5製品の効能・効果、用法・用量などの一覧表を以下の関連ファイルからダウンロードできます。続きは、こちら。