MSD ドローンによる医薬品配送事業検討 アルフレッサ、エアロセンスとの連携で
公開日時 2016/04/07 03:50
MSD、アルフレッサ、ドローンの事業化に取り組むエアロセンスは4月6日、ドローンを用いた医薬品配送事業の早期実用化に向けて連携することで合意したと発表した。東日本大震災で陸路からの医薬品搬送に困難なケースがあったことから、災害時の孤立地や平時での離島などに必要な医薬品を必要なところへ届けられる緊急輸送手段としてドローンに着目。千葉などの国家戦略特区で実証実験に取り組む。
ドローンは、エアロセンス製の操縦者が不要な自律型航空機システムを活用(写真)。それにMSDは関連規制や医薬品とそのパッケージに関する知見を提供、アルフレッサは物流・配送に関する知見を提供し、実用化に向けて検証する。
これはMSD側が発案したもので、革新的なビジネスアイデアを社員から募り、実用支援をする「イノベーション・ファンド」で採択したアイデアの1つ。アルフレッサとはビジネスで協力関係があったほか、エアロセンスは自律型ドローンに高い技術力を持つことから、連携してドローンによる医薬品配送ビジネスモデルの構築を目指すことになった。