3年連続薬価改定に、価格交渉どうあるべきか…攻めの姿勢で、単品単価定着が最重要課題!
公開日時 2016/02/29 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●総価取引はカテゴリー変化に対応できず、薬価形骸化。メーカー・卸は経営崩壊も●「骨太の方針」も「価値に見合った価格」訴求、薬価制度維持・業界健全化に総価追放を16年度診療報酬改定では、社会保障費増額の限度枠外分抑制は薬剤費削減でまかなった。その結果をうけた新薬価は3月に公示、卸への仕切価等の提示を経て来月に顧客に納入価提示と交渉がはじまる。17年に消費税改定を見込めば、18年にかけ3年連続の薬価改定がある。昨年12月に経済財政諮問会議に提出された「経済財政再生計画改革工程表」にはその結果も勘案し毎年改定是非を検討するとされる。未妥結減算導入で妥結率は改善されたが、単品単価は後退、そもそも「単品単価まぼろし説」もある。3年連続改定を単品単価定着のチャ...