アンジェスMG 新規アトピー性皮膚炎薬 国内P3終了 結果良好なら年内申請へ
公開日時 2016/02/18 03:50
バイオベンチャーのアンジェスMGは2月16日、日本で開発中のアトピー性皮膚炎治療薬について、フェーズ3(P3)試験が終了したと発表した。最後の症例の観察期間を終えた。良好な結果が得られた場合は、中等症以上の顔面のアトピー性皮膚炎を適応症に年内に承認申請する予定。
同治療薬は軟膏製剤。今回終了したP3試験は、顔に中等症以上の皮疹がある患者約200人を対象にしたプラセボ対照二重盲検ランダム化試験で、投与から4週の有効性、安全性を検証するもの。
同剤は、人工的に合成したデコイオリゴ核酸が、免疫や炎症反応に関与するタンパク質NF-kBに結合することで、過剰な免疫、炎症反応を抑える作用を持つとされる。アトピー性皮膚炎を含む皮膚疾患を対象とした NF-kBデコイオリゴの独占的販売権は塩野義製薬が持ち、承認、薬価収載されれば塩野義が販売する。