生化学と科研 関節機能改善薬アルツ 腱・靭帯付着部症適応追加のP3中止
公開日時 2016/02/03 03:50
生化学工業と科研製薬は2月2日、関節機能改善薬アルツ(一般名:精製ヒアルロン酸ナトリウム)について、いわゆるテニス肘などの症状をさす腱・靭帯付着部症の適応追加を目指したフェーズ3(P3)試験を中止すると発表した。P3試験結果から、「期待していた有効性を明確に見いだせなかった」としている。試験結果の詳細は明らかにしていない。
アルツの製造販売元が生化学、販売・情報提供活動は科研が行っている。今回の適応追加プロジェクトは両社で進めていた。アルツの売上は14年度が302億5900万円、15年度は306億円を計画している。