アンジェスMG 新規アトピー性皮膚炎薬 国内フェーズ3症例登録完了
公開日時 2016/01/20 03:51
バイオベンチャーのアンジェスMGは1月19日、開発中の新しい作用のアトピー性皮膚炎治療薬について国内フェーズ3の症例登録を完了したと発表した。軟膏製剤で、顔に中等症以上の皮疹がある患者約200人を対象にしたプラセボ対照二重盲検ランダム化試験を行い、投与から4週の有効性、安全性を検証する。良好な結果が得られれば、同社は今年後半にも承認申請する方針。
同剤は、人工的に合成したデコイオリゴ核酸が、免疫や炎症反応に関与するタンパク質NF-kBに結合することで、過剰な免疫、炎症反応を抑える作用を持つとされる。アトピー性皮膚炎を含む皮膚疾患を対象とした NF-kBデコイオリゴの独占的販売権は塩野義製薬が持ち、承認、薬価収載されれば塩野義が販売する。