新規不眠症薬ベルソムラ 処方医4人のうち3人「処方増やす」
公開日時 2015/09/30 00:00
切替処方で「効果減弱」との声も新患獲得がカギに日本睡眠学会によると、国内では成人の20人に1人が不眠症治療薬を服用しているという。不眠症治療薬ではバルビツール酸系などの依存性の強い薬から、ベンゾジアゼピン(BZD)系、さらに非BZD系へと主流が移行しているが、今でもBZD系も頻用され、依存性や耐性などが臨床現場を悩ませている。その中で覚醒に関与する脳内神経伝達物質オレキシンの受容体に拮抗し、覚醒を抑制して睡眠を導く新規機序の不眠症治療薬ベルソムラ(一般名・スボレキサント)が2014年11月に登場した。そこで今回は医療情報専門サイトを運営するケアネットの会員医師のうち、ベルソムラの処方経験のある医師への調査から、その臨床評価を紹介する。まず、ベルソムラの処方を今後増やすかどうかでは、「そう思う...