SGLT2阻害薬 単剤使用14% 最多は3剤併用の32%
公開日時 2015/07/31 00:00
15年5月処方患者数シェア経口血糖降下薬市場の3%にとどまる血中のブドウ糖を尿として排泄させる新規経口血糖降下薬のSGLT2阻害薬が発売されてから1年が経過した。現在はファースト・イン・クラスのスーグラを皮切りに既に6成分7製品がしのぎを削っているが、大型化予想に反して市場は低迷しているといわれている。スーグラの5月の長期処方制限解除を機に同市場の今を検証する。調剤レセプトベースで実際の処方状況を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI)のウェブ処方インサイトDynamicsのデータによると、経口血糖降下薬の処方患者数ベースのクラス別シェアは、最新の15年5月時点でDPP-4阻害薬が69%、スルホニル尿素(SU)薬が36%、ビグアナイト(BG)薬が34%、αグルコシダーゼ阻害薬(α-GI...