任意接種ワクチン 母親「医師の薦めがあれば」 医師「保護者の求めがあれぱ」
公開日時 2015/07/06 03:50
サノフィが母親と小児科医に対し任意接種ワクチンに対する意識を尋ねたところ、母親の6~7割は「医師から薦められたら接種する」と答えたのに対し、小児科医の6割が「保護者に求められれば接種する」と、意識がすれ違っていることが分かった。
これは、髄膜炎菌に引き起こされる髄膜炎や敗血症など「侵襲性髄膜炎菌感染症」(IMD)についてIMDの発症が多い年齢層の子どもを持つ母親(2~5歳119人、11~13歳117人)と、小児科医98人を対象に意識調査したもの。IMD予防ワクチンは任意接種。それによると、任意接種ワクチンについては「積極的ではないが、医師から薦められたら接種する」は、2~5歳の子を持つ母親の59%、11~13歳の子を持つ母親の74%に上った。他方、IMD予防ワクチンを知っている51人の小児科医の63%が「積極的ではないが、求められれば接種する」と回答した。
ただし「ワクチンで防げる病気ぱワクチンで予防する」という考えには、2~5歳の子を持つ母親の88%、11~13歳の子を持つ母親の77%が同意。「定期/任意に関わらず接種可能なワクチンの情報を教えて欲しい」という母親は多く、2~5歳の子を持つ母親の77%、11~13歳の子を持つ母親の61%に上り、まずは医師側から情報提供を望んでいることがうかがえた。
サノフィは5月18日、IMD予防ワクチンメナクトラ筋注を発売した。