独バイエル ダイアベティスケア事業売却へ パナソニックヘルスケアに
公開日時 2015/06/12 03:50
独バイエルは6月10日、自己血糖測定器など糖尿病管理製品を扱うダイアベティスケア事業を、パナソニックヘルスケアホールディングスへ売却する契約を締結したと発表した。日本のバイエル薬品の中の同事業も含まれる。手続きは2016年3月末までに完了する見込み。
売却総額は10億2200万ユーロ(約1380億円)。パナソニック側としては、バイエルのグローバルな販売網を獲得できる。
同事業の規模は、売上高9億900万ユーロ(約1220億円)、バイエルヘルスケアのグローバル売上の5%程度、従業員は約1500人という。同事業の従業員については、バイエル薬品によると、グローバルの基本的な考え方は転籍だが、各国の法規等の違いがあることから、日本においても「法規を遵守した上で今後の対応を検討する」としている。
これまでも、バイエルのダイアベティスケア事業とパナソニックヘルスケアの間では、バイエル側からの生産委託や開発提携をする関係にあったという。