アンジェスMG 新規アトピー性皮膚炎治療薬 国内フェーズ3開始
公開日時 2015/03/26 03:50
バイオベンチャーのアンジェスMGはこのほど、開発中の新しい作用のアトピー性皮膚炎治療薬について国内でフェーズ3を開始したと発表した。軟膏製剤で、顔に中等症以上の皮疹がある患者約200人を対象にしたプラセボ対照二重盲検ランダム化試験で、投与開始から被験者の最後の被験者の観察期間終了までは1年強の予定という。
3月16日発表したもの。同剤は、人工的に合成したデコイオリゴ核酸が、免疫や炎症反応に関与するタンパク質NF-kBに結合することで、過剰な免疫、炎症反応を抑える作用を持つとされる。アトピー性皮膚炎を含む皮膚疾患を対象とした NF-kBデコイオリゴの独占的販売権に関して、塩野義製薬と契約している。