ミノファーゲン 皮膚T細胞性リンパ腫治療薬ベキサロテンを承認申請
公開日時 2015/03/17 03:50
ミノファーゲン製薬は3月16日、ベキサロテン(一般名)を皮膚T細胞性リンパ腫(CTCL)の治療薬として日本で承認申請したと発表した。2011年にエーザイから独占的開発権ならびに商業化権に関するライセンス契約を締結して導入し、開発してきたもの。13年度のCTCLの国内新規発症者数は306人(日本皮膚悪性腫瘍学会)で、13年3月には希少疾病用医薬品に指定されている。契約では、エーザイは承認取得後に、日本でコ・プロモーションを実施するオプション権を持っている。
同剤は、もともと06年10月にエーザイが米ライガンド社からの製品買収により、全世界での独占的な権利を獲得したもの。米ライガンド社が1999年に米国で「Targretin」の製品名で発売し、欧米をはじめとする39カ国で再発性および難治性の皮膚T細胞性リンパ腫 (CTCL)の治療薬として販売されている。海外では標準療法に用いる薬剤の1つとされている。