MeijiSeikaファルマ 統合失調症治療薬「ME2112」の国内フェーズ3開始
公開日時 2015/03/09 03:51
MeijiSeikaファルマは3月6日、非定型統合失調症治療薬として開発する「ME2112」(開発番号、一般名:塩酸ジプラシドン水和物)の国内フェーズ3を開始したと発表した。2019年まで行う予定。海外の臨床試験では、体重増加や血糖値上昇などの副作用が少ないことが確認されているという。
同剤は脳内のセロトニン5-HT2A及びドパミンD2受容体を選択的に遮断することで治療効果を発揮するとされる。ファイザーが開発し、海外では1998年に最初の販売承認、その後欧米など広く承認されている。ファイザーから同剤の商業化の権利を譲渡されたラクオリア創薬から、中枢神経系を重点領域としているMeijiが、11年3月に国内の独占開発・販売権を取得していた。