睡眠障害用薬 ロゼレムはネット、ベルソムラは人的資源を積極投入
公開日時 2015/02/28 00:00
現在、睡眠障害の薬物治療では非ベンゾジアゼピン系薬が中核を占めているが、日本国内ではここ数年で新薬が相次いで登場している。2010年には生体リズム調節作用を有するメラトニンの分泌を促すメラトニン受容体作動薬ロゼレム、12年には非ベンゾジアゼピン系薬アモバンの一方の光学異性体を抽出したルネスタ、14年には覚醒に関与する神経ペプチド・オレキシンの働きを抑制するオレキシン受容体拮抗薬ベルソムラが発売された。今回はこれら睡眠障害に関わる新薬の処方影響力を紹介する。最新の15年1月の処方影響力全体では高い順からロゼレム、ベルソムラ、ルネスタとなる。非ベンゾジアゼピン系薬トップシェアのマイスリーと比較すると、これら3新薬の処方影響力は2~20倍以上と高い。各種データでは現在でもこの領域ではマイスリーが圧...