持田製薬 抗うつ薬レクサプロ 社会不安障害の効能追加を申請
公開日時 2014/12/03 03:50
持田製薬はこのほど、抗うつ薬レクサプロ錠10mg(一般名:エスシタロプラムシュウ酸塩)について、社会不安障害の効能追加を申請したと発表した。レクサプロは持田がデンマークのルンドベック社から導入・国内開発した選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)で、田辺三菱製薬と共同販売し、吉富薬品と共同販促している。持田はレクサプロでSSRIシェアナンバーワンを目指している。
レクサプロの売上(持田、田辺三菱の合算数値)は2013年度が76億円、14年度計画は104億円となっている。持田は今回の効能追加による業績への影響について、「当面の連結業績への影響は軽微」としている。
社会不安障害は、人前で話すなど注目を浴びる行動に不安や恐怖を感じる疾患。赤面、震え、動悸などの自律神経症状が現れ、日常生活での支障があるほか、うつ病の引き金になることもある。