持田製薬 ヒュミラ・バイオ後続品の国内開発・販売権を韓国LGLSから取得
公開日時 2014/10/15 03:52
持田製薬は10月14日、関節リウマチなどの治療に用いる生物学的製剤アダリムマブ(先発品名:ヒュミラ)のバイオ後続品について、韓国LG Life Sciences(LGLS)社から国内で独占的に開発・販売する権利を取得する契約を締結したと発表した。契約内容は非開示。
同社はLGLSとの提携で生物学的製剤エタネルセプト(先発品名:エンブレル)の開発にも着手している。エタネルセプトとアダリムマブは共にTNF-αを標的とした抗体で、関節リウマチや若年性特発性関節炎に用いられているが、アダリムマブではそれらに加えて乾癬や潰瘍性大腸炎、クローン病などの適応も有している。
持田はバイオ後続品事業を戦略分野の1つに位置づけており、2013年5月にはがん化学療法による好中球減少症の治療などに用いるヒト顆粒球コロニー形成刺激因子(G-CSF)製剤のバイオ後続品を発売している。