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英NICE最終ガイダンス案 骨髄異形成症候群にレブラミドを推奨

公開日時 2014/08/27 03:50

英国立医療技術評価機構(NICE)は8月19日、米・セルジーン社のサリドマイド誘導体・Revlimid(国内製品名:レブラミド、一般名:レナリドミド)について、骨髄異形成症候群(MDS)の治療薬として推奨する内容の最終ガイダンス案を公表した。


同剤の英国での適応は、5番染色体長腕部欠失(染色体5q欠失)を伴う低リスクあるいは中等度リスクのMDSによって引き起こされる輸血依存性貧血で、他の治療法が不十分あるいは不適切の場合。NICEの評価委員会は、同承認事項通りの適応でNHSにおける同剤の使用を推奨した。


用法用量は、1日10mgカプセルを1日1回(5mgに減量可)、21日連日投与後、7日間休薬が1サイクル。同社の患者アクセススキームは、26か月投与サイクルまでNHSが負担、26か月を超えた場合に同社が無償で提供するというもの。評価委員会は、アクセススキームによる増分費用対効果比(ICER)を明確に算出できないものの、セルジーン社が26か月サイクルを超えた患者の割合の公表などを受けて、NHSにおける使用は費用対効果があると判断した。


算出されたベストサポーティブケア(BSC)と比較したレナリドミドの模範的事例のICERは、1QALY(質調整生存年)当たり2万5300ポンド。26か月サイクルを超える患者の割合が27%以下であるとICERは1QALY当たり3万ポンドを超えると試算した。なお、同剤の薬価は、10mgカプセル21日分パックが3780ポンド、5mgカプセル21日分パックが3570ポンド。


NICEのAndrew Dillon事務総長は、「セルジーンは、患者アクセススキームのために経費削減の提案について再検討をし、情報を提供してくれた」と十分なエビデンスの提供があったと評価した。英国では、年間約2000人が新たにMDSと診断されている。

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