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英NICE最終ガイダンス案 前立腺がんにOrgovyx推奨

公開日時 2024/07/25 04:50
英国立医療技術評価機構(NICE)は7月19日、英Accord Healthcare社の経口GnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)受容体阻害剤Orgovyx(レルゴリクス)について、ホルモン感受性陽性の進行前立腺がんの適応で国民保健サービス(NHS)における使用を推奨する最終ガイダンス案を発表した。同剤は、アンドロゲン除去療法(ADT)だが、初の経口剤のため、注射剤の他のホルモン療法と異なり、在宅で服用できるオプションを患者に提供することになる。NICEは、同剤の投与対象適格患者は、4万人以上と見ている。

英国では、前立腺がんは通常みられるがんで、2022年には約5万1000例が新規に前立腺がんと診断された。
同剤は、臨床試験において、リュープロライドと比較して、がん細胞の成長を長期にわたり停止させるレベルにテストステロンを減少させたこと、および、リュープロライドと比較して重篤な心血管イベント発現リスクを減少させたことが示された。ADTは、心臓発作や心不全などを含む心血管合併症のリスクを増やすことに関連があるとされている。

NICEのHelen Knight医薬品評価部長は、「我々は、進行前立腺がん患者に有益な相違を提供するためにイノバティブかつ有効な治療法を推奨することで、患者にとって最善なことに集中し続ける」と述べたうえで、「レルゴリクスは、注射が必要な他の治療法と比較して、利便性が高く柔軟な治療法を提供するため、長時間の移動および仕事から離れずに済む。また、エビデンスは、人々のQOL(生活の質)も改善できることを示している」とコメントした。

同剤は、米国では、Myovant Sciences Inc社(住友ファーマ米子会社)が2020年12月にFDAから承認取得、欧州では、Accord Healthcare社(Myovantが欧州経済地域、英国などの地域において導出)が2022年4月にEUで承認取得している。

 
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