アボット 抗生物質エリスロシンの添付文書自主改訂 副作用に視力低下、霧視
公開日時 2014/08/21 03:51
アボットジャパンは8月18日、抗生物質製剤エリスロシンの錠剤、顆粒、ドライシロップ、点滴静注の添付文書を自主改訂したことを同社の医療関係者向けサイトで公表した。副作用に「視力低下」「霧視」を追記した。発現頻度は不明で、症状が現れた場合は投与を中止するとした。
これは各国の添付文書を作成する際の基本情報を記載したCCDS(企業中核データシート)の変更に伴い、改訂となった。CCDSは、当該医薬品について最初に承認を取得した企業が作成するもの。同社によると、国内では、「視力低下」の集積はなく、「霧視」は1例あったが、エリスロシンの投与を中止することで回復した。