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ミクスMR数調査 先発大手6社で3桁減

公開日時 2014/05/30 03:52

ミクス編集部は、恒例のMR数調査を行った。今回の最大の関心は、ピークを迎えたMR数のその後。特に製品構成が変わる中での大手・準大手新薬メーカーの動向だが、内外資のMR数上位20社をみたところ、減少数が3桁となったのが6社に上った。中でもファイザー、MSD、塩野義製薬、サノフィは200人超の減少だった。

調査は83社を対象にし70社から回答を得た。MR数は原則として4月1日時点と新卒入社MR数を合算したもの。今年は、大型品と目されるSGLT2阻害薬6成分7製品が市場に投入される見通しで、MR数上位20社のうち10社がプロモーションに携わる。しかし、その賑わいは、MR数を見る限りではあまり読み取れない。日本イーライリリーと日本ベーリンガーインゲルハイム(NBI)は100人超の大幅増員だが、NBIはむしろがん領域への参入(がんMR約100人)が大きい。

この中にあってファイザー、MSD、塩野義製薬、サノフィ、エーザイ、ノバルティスの6社が3桁減となった。自然減や希望退職の実施など各社それぞれ事情はあるが、主力品の特許切れが背景の1つと考えられる社もある。各社とも新薬は出ているにもかかわらず、一部を除き頭打ち感、もしくは減員となっているのは、中期的な事業環境が、新薬を出せても、小粒なスペシャリティ薬が全盛となると見ているからと思われる。6社は新卒MR採用を抑制する傾向にある。今回の調査では全社的にも新卒MR採用の抑制傾向に拍車がかかっていることが判明している。日本では、リストラしにくい環境にあり、新卒採用は、企業の中期的判断で行われる。それが反映されているといえよう。今回の調査結果は、製薬業界の中期的なトレンドが反映されていると見ることもできる。

 
MR数調査の詳細は6月1日発売のMONTHLYミクス6月号の特集(Promotion面)に掲載する。この中では中期的なマーケット、事業環境の変化を捉えたMR数の動きが、プロモーション活動にどのような影響を及ぼし、どのような活動が求められるのかも分析した。
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