第一三共 米SBMRIと共同研究 糖尿病・心血管疾患領域の創薬狙う
公開日時 2014/05/23 03:51
第一三共は5月22日、米国のSanford-Burnham Medical Research Institute(SBMRI)と糖尿病、脂質代謝異常症、心血管疾患領域などでの包括的な共同研究契約を締結したと発表した。契約期間は3年で、リード化合物の取得に重点を置く。ファーストインクラスの新薬開発につなげたい考え。
同社は近年、社外の研究機関と提携するオープンイノベーションによる研究開発戦略を強化しており、今回の提携もその基盤拡充を図る取り組みの1つ。糖尿病や脂質代謝異常症、心血管疾患は、患者数がいまだに増加傾向にある「アンメットニーズの高い疾患領域」としている。
SBMRIは、米国でオーランド(フロリダ州)やサンディエゴ(カリフォルニア州)に拠点を置く。未解明の疾患の原因究明およびそれらを標的とした治療法の創生を目指した研究を行っている。設立は1976年で、職員数は約1200人。