月600万人が利用する国内最大級の病院検索サイトなどを運営するQLife社はこのほど、３月に病院検索サイト上で医療機関を探すためのキーワードとして最も多かったものが「花粉症」だったと発表した。スギ花粉の飛散のピークを迎えたためとみられる。

同社の薬剤検索サイト上で検索された製剤名でも、トップが消炎鎮痛薬ロキソニンだったものの、２位が花粉症などに用いる抗アレルギー薬アレグラだった。抗アレルギー薬ではアレロック、ザイザル、タリオン、セレスタミン、アレジオンも検索数が大きく増加したという。特にアレジオンの上昇は著しく、同社によると、女優の武井咲を起用したアレジオンOTCのテレビCMの影響ではないかと分析している。

また、病院検索サイト上で検索数が大きく増えたキーワードのひとつに、「腰痛」がみられた。寒暖差や天気が不安定になると腰痛が悪化するといわれているほか、卒入学や転勤、入社などのイベントが続く季節であることも背景にあるとみられる。病院検索サイトの診療科目検索でも「整形外科」はトップだった。

そのほかに検索数が増加したキーワードは「高血圧」「下肢静脈瘤」「統合失調症」、診療科目別検索では「泌尿器科」「呼吸器科」となった。