MSD ARB・利尿薬配合剤プレミネント 高用量製剤を新発売
公開日時 2014/04/09 03:50
MSDは4月8日、ARBロサルタンカリウムと利尿薬ヒドロクロロチアジドの配合剤プレミネントの高用量製剤を同日に新発売したと発表した。従来のプレミネント配合錠LDはロサルタン 50mgとヒドロクロロチアジド12.5mgの配合だが、この日発売した同HDではロサルタンを最大投与量である100mgに増量している。同社は「より効果的な血圧コントロールが可能」としている。
高血圧治療ガイドライン2014によると、日本では降圧治療を実施している患者のうち、目標血圧値に未達者が約半数いる。降圧効果不十分な場合は、アドヒアランス改善の面からも配合剤の使用が推奨されている。ARBと利尿薬の配合剤についてはプレミネントのほかに、エカード配合錠LD/HD(カンデサルタンシレキセチル・ヒドロクロロチアジド、武田薬品)、コディオ配合錠MD/EX(バルサルタン・ヒドロクロロチアジド、ノバルティス)、ミコンビ配合錠AP/BP(テルミサルタン・ヒドロクロロチアジド、日本ベーリンガーインゲルハイム・アステラス製薬)、イルトラLD/HD(イルベサルタン・トリクロルメチアジド、塩野義)が発売されている。
【プレミネント配合錠HD】
効能・効果 高血圧症
用法・用量 成人には1日1回1錠(ロサルタンカリウム/ヒドロクロロチアジドとして50mg/12.5mg又は100mg/12.5mg)を経口投与する。本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない。
承認取得日 2013年9月20日
薬価 208.40円/錠