田辺三菱 C型肝炎治療薬テラビックに「ジェノタイプ2型」の適応追加申請
公開日時 2014/01/17 03:52
田辺三菱製薬は1月16日、C型慢性肝炎治療薬テラビック錠(一般名:テラプレビル)の適応に「ジェノタイプ2型C型慢性肝炎」を追加する承認申請を行ったと発表した。C型肝炎ウイルス(HCV)感染者は日本では推定で約150~200万人おり、うち同剤が適応を持つジェノタイプ1型が約70%、次いでジェノタイプ2型が約30%を占めるという。初回標準治療の2剤併用療法(ペグインターフェロンアルファ-2b+リバビリン)で効果が得られなかった患者の治療薬を狙う。
国内治験では、既存療法で再燃、無効の患者を対象に、既存の2剤併用療法にテラビックを上乗せして効果を検証したところ、有効性が確認されたとして申請となった。
同剤は、HCVの増殖を抑制する経口薬で、2011年11月にジェノタイプ1型の患者におけるウイルス血症の改善を適応として発売された。