日本の糖尿病患者「HbA1cの重要性」認識低く 調査6カ国で最低
公開日時 2013/12/09 03:52
ノバルティスファーマがこのほど発表した日、米、英、スペイン、インド、ブラジルの6カ国を対象に2型糖尿病の実態調査結果の概要によると、診断時に医師から説明された糖尿病治療の5つの重要テーマの中で「HbA1cの重要性」について記憶していた患者は49%と最低だった。最も高かったのはインドの76%で、日本以外は全て6割以上が記憶していた。
5つのテーマは、「HbA1cの重要性」のほか「生活習慣病の見直し」「薬物治療」「疾患とその原因」「2型糖尿病のリスクと合併症」。それら説明について日本の患者が最も記憶していたのは「生活習慣の見直し」(75%)だったが、食生活の改善を実施しているのは27%で、4~6割が実施している他の5カ国と比べて最低。運動量を増やす取り組みも他国も半数未満だが日本は27%で、最低の英(21%)に次いで低かった。
調査はノバルティス本社が行ったもの。医師337人、患者652人を対象にオンライン調査した。うち日本では医師56人、患者101人が回答した。