管理職の7割が仕事中に雑談 コミュニケーションに有効活用 USEN調査
公開日時 2013/11/19 03:51
管理職の7割が仕事中に雑談をしている―― こんな調査結果をUSENがまとめた。USENによると、管理職はサボっているわけではなく、コミュニケーション上、雑談を有効活用していると分析している。雑談の定義は「仕事以外の内容の会話を口頭ですること」としている。
調査は10月8~10日にインターネットで実施した。調査対象は5人以上の職場で働いている20~59歳のオフィスワーカー。有効回答数は335人で、内訳は20代~40代が各84人、50代が83人。役職は管理職74人、一般職230人、派遣・契約社員31人。
仕事中に雑談するかどうかを聞いたところ、「雑談したい時は遠慮せず雑談している」との回答が全体で18.2%となり、役職別では管理職21.6%、一般職17.8%、派遣・契約社員12.9%と管理職が最も高かった。そして、「自分や周りが忙しくない時だけ雑談している」との回答は全体が39.4%だったが、管理職は48.6%と突出して高く、「遠慮なく雑談」を合わせると管理職の70.2%が雑談していることがわかった。
ちなみに、「遠慮なく雑談」と「忙しくない時だけ雑談」の合計値を見ると、一般職は55.3%、派遣・契約社員は45.1%――だった。
雑談に消極的な人に理由を聞いたところ、「雑談はまわりの人に迷惑だから」が35.9%と最も高く、次いで「まわりに雑談したい相手がいない」(31.3%)、「仕事中には雑談はしてはいけないものだから」(28.1%)、「仕事をサボっていると思われたくないから」(25.0%)となった。
USENは、「多くのオフィスワーカーが積極的にリアルなコミュニケーションをとろうとしている様子がうかがえた」とし、「管理職など組織内での地位が高くなればなるほど、雑談などを有効活用してコミュニケーションをとることも、現在のオフィスデザインに欠かせないものになっている」とコメントしている。