国立民族学博物館外来研究員 上池あつ子氏に聞く インド発展も視野に事業展開を
公開日時 2013/10/31 00:00
新興国の中でも成長市場として有力視されるインド。しかし、外資規制、独特の特許、薬価制度の運用もある。果たして日本の新薬メーカーにとっての商機は?進出成功への道は?国立民族学博物館外来研究員で、インド製薬産業を専門とする上池あつ子氏にインタビューした。聞き手は、この連載を執筆する豊田繁氏。豊田JETROの調査ではインドに進出している100社(全産業)の8割が現地企業とのなんらかの提携が重要と言っています。インドの地元製薬企業とはどのような形の提携がありえますか?上池現在インドで操業している欧米の大手製薬企業の多くは、1947年のインド独立以前から操業しています。1970年に特許法が改正され、インドで物質特許が認められなくなって以降、それらの企業は他のインド企業と同様「ジェネリック(GE)メーカ...