サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●流通プレーヤーの主体性確立なるか医薬品卸、価格形成の使命重大！●透明化第３ラウンド、新薬創出加算第２ラウンド、出発点は単品単価取引卸に安値提示の動きなし調剤は門前払い続ける価格交渉は未曾有の展開を見せ始めた。大手調剤との交渉は、12月にも進展の気配がなかった。例年なら11月には一部卸に低価格提示が見られ始め、12月には各卸ともシェア獲得に走り、価格交渉は低価格で一気に進展する。この後、2～3月にかけ病院との交渉が本格化する。しかし、今回は様相がちがう。卸側にシェアを意識した低価格提示の動きが見られず、調剤側も卸提示価格で交渉のテーブルに着こうとしない。厚労省がバックアップしたNPhA（日本保険薬局協会）と卸連の流通透明化の合意もあり、従来と異なる...