MeijiSeika 小児難治性てんかんのドラベ症候群治療薬を発売
公開日時 2012/11/28 04:00
MeijiSeikaファルマは11月27日、小児てんかんの中でも極めて治療が困難なドラベ(Dravet)症候群(乳児重症ミオクロニーてんかん)治療薬ディアコミットドライシロップ分包250mg、同分包500mg、同カプセル250mg(一般名:スチリペントール)を発売したと発表した。
ドラベ症候群は原因不明のてんかん症候群で、患者数は2~4万人に1人と推定される。生後1年以内に発症し、発達などへの影響を伴うが、日本には有効な治療薬がなく、07年7月の厚労省の未承認薬使用問題検討会議での検討結果を受け、厚労省が開発企業を募集していた医薬品の1つ。
同剤はクロバザムおよびバルプロ酸ナトリウムで十分な効果が得られない場合に、両剤と併用する。1歳以上の患者には、1日50mg/kgを1日2~3回に分割して食事中又は食直後に経口投与する。投与は1日20mg/kgから開始し、1週間以上の間隔をあけ10mg/kgずつ増量する。
薬価は次のとおり。
250mg 1包 507.10円
500mg 1包 1015.10円
250mg 1カプセル 507.10円