JASDIフォーラム
公開日時 2012/10/30 00:00
RMP施行で求められる情報伝達と収集のバランス医薬品医療機器総合機構(PMDA)安全管理監の森和彦氏は10月6日に東京都内で開催された日本医薬品情報学会(JASDI)主催の2012年度第1回JASDIフォーラムで、「医薬品リスクマネジメントプラン(RMP)の概要と求められる医薬品情報活動」をテーマに講演した。(望月英梨)森氏は、新薬が臨床現場で用いられる上で、患者にとってのベネフィットと、リスクのバランスが重要との考えを表明。リスクを最小化する上でも、未知のリスクを早期に発見、迅速に対処することが重要と説明した。これまでの安全性対策については、問題発生後に注意喚起する“警報発信型”だったと説明した。一方で、治験段階では症例数が限られていることなどから、早期にリスクに気づくのは難しいものの、振...