ホスピーラと持田製薬 抗がん剤GEで販売提携
公開日時 2012/10/01 04:00
ホスピーラ・ジャパンと持田製薬は9月28日、日本国内での抗ガン剤のジェネリック医薬品の販売提携を結んだことを発表した。現在ホスピーラ・ジャパンが販売している「イリノテカン塩酸塩点滴静注液『ホスピーラ』」「ゲムシタビン点滴静注液『ホスピーラ』」について、10月1日よりコ・プロモーションを開始し、10月29日付で販売会社を持田製薬に変更する。両社は今後、ホスピーラ・ジャパンが日本で上市する抗ガン剤ジェネリック医薬品についても包括的販売提携を行う。
提携により抗ガン剤のジェネリック医薬品市場に参入することになる持田製薬のMRは750人。専門MRなどの導入は今後の課題だ。また、ホスピーラ社は海外でバイオシミラーを販売しており、日本でも開発を検討しているが、持田製薬は、バイオシミラーに関してゲデオンリヒター社と提携しており、ホスピーラ・ジャパンが国内で抗ガン剤のバイオシミラーを上市する場合の提携関係については対応については不明。
ホスピーラ・ジャパンは、旧大洋薬品との販売提携が今年3月ですべて終了し、販売力強化が課題だった。一方、持田製薬は2013年3月期のジェネリック医薬品の売上高目標が49億円で、3~4年後に100億円まで引き上げる考え。