田辺三菱 β遮断薬メインテート「慢性心房細動」の効能追加で申請
公開日時 2012/09/14 04:02
田辺三菱製薬は9月13日、高血圧などに用いるβ遮断薬メインテート錠(一般名:日本薬局方ビソプロロールフマル酸塩錠)に「慢性心房細動」の効能・効果の追加する承認申請を10日付で行ったと発表した。
心房細動は、心臓の動きの規則的な信号が心房に伝わらず、心房が不規則に細かく震えてしまい、動悸や息切れなどのほか、心臓の機能低下、血栓塞栓症が現れたりする疾患で、国内患者数は100万人以上といわれる。
同剤は、血圧や心拍数をコントロールする作用を持ち、高血圧ほか、狭心症、不整脈に長く用いられてきたが、11年5月に慢性心不全の適応を追加。関係学会の要望を受け、慢性心房細動を適応症とする開発を進めていた。