片頭痛薬レイボー 「適所」明確で立ち上がる
発売初月8200人、翌月9600人 トリプタンからの切替中心に
公開日時 2022/09/01 00:00
片側性・拍動性の頭痛発作を繰り返す片頭痛は、国内の有病率は8.4%とされ、患者数は800万人を超えると推定されている。発作を治める急性期治療薬としてトリプタン系薬が承認されているが、ノンレスポンダーが1〜3割程度いることや心血管リスクがある患者には使えないなど、アンメットニーズも指摘されている。そうした中、急性期治療の新たな選択肢として2022年6月に発売されたのがレイボー錠(一般名:ラスミジタン)で、セロトニン5-HT1F受容体作動薬という新たな作用機序の薬剤である。今回はレイボーの立ち上がりについて、調剤レセプトや社保レセプトなどのリアルワールドデータ(RWD)で実際の処方動向を把握し、拡大推計して市場全体の処方実態も分析するインテージリアルワールドの統合医療データベース「CrossFa...