ボストン コンサルティング グループ パートナー&マネージング・ディレクター 植草 徹也氏
公開日時 2012/08/30 00:00
生き抜く病院経営「戦略的チョイス」の時代医薬品情報の提供も医療機能に応じ2極化病院経営もDPCの導入により新時代を迎えた。病院長を始めとする医療機関関係者の経営ノウハウも新たな展開を見せ始める一方で、製薬企業のアプローチも環境変化を踏まえた対応が求められている。本誌は「BCG流病院経営戦略」の著者である植草徹也氏に、新時代の病院経営と製薬企業の情報提供活動の方向性について語って頂いた。(インタビュアー編集長・沼田佳之)DPC時代の病院経営で最も重要なことは?植草氏これまでは、Feeforserviceの形で診療行為をやれば概ねそれに応じてお金が医療機関に入る仕組みだった。ところが日本も高齢化が進み、医療費の高騰が続けば、恐らくFeeforserviceを維持することが難しくなる。こうした環境...