KOL情報の共有:会社一体となってKOLマネジメントせよ
公開日時 2012/06/28 00:00
(株)日本総合研究所総合研究部門経営コンサルティング部研究員大森充前回の第5回ではKOLと呼ばれる先生がたを個別ではなく群として捉えるという、KOLポートフォリオの考え方について述べたが、最終回となる今回は製薬会社としてそれら取得した情報を会社としてどうやって共有し、管理していくかについての考え方を提案したい。また、本連載の結びとしてこれまでの総括を行い、今一度、KOLマネジメントについての全体像を俯瞰したい。先生がたと相対しておられる皆さんにはこんなご経験はないだろうか。「2つ以上の疾患領域で活躍されている先生に対して、ある領域では自分が担当し、別の領域では別の担当者が担当している構図になっている場合、先生からしてみれば同じ製薬会社の人間であるため、どちらかの担当者にすでにお話し下さった内...