<特別編>厚労省主導し流通改革動く 卸連・NPhA合意、覚書締結と単品単価取引
公開日時 2012/04/26 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会代表保高英児改定薬価に基づく価格交渉がはじまった。交渉開始を前にした3月23日、流改懇(医療用医薬品の流通改善に関する協議会)が開催され、卸連とNPhA(日本保険薬局協会)との協議の内容、NPhAの理事会での決議などが紹介された。両者は覚書締結と単品単価取引で合意、流通改革が動き始めた。仲介したのは厚労省だ。事務局を務める厚労省から今後の展開のためWT(ワーキング・チーム)設置の提案がされ、満場一致で承認された。流通透明化の緊急提言が08年に実施に移されてから3回目、新薬創出等加算制が導入されてから2回目の価格改定交渉である。この間、卸の利益は崩壊し赤字卸も出現、経営立て直しも待ったなしの状況だ。卸連、NPhA、製薬協、厚労省、流改懇副座長など関係者に取材...