日本新薬 アルコール依存症の断酒補助剤 国内承認申請
公開日時 2012/03/28 04:02
日本新薬は3月27日、メルクセローノ社から導入し、国内で開発を進めてきたアルコール依存症患者の断酒補助剤「NS-11」(一般名:アカンプロサートカルシウム)を承認申請したと発表した。
同剤は中枢神経系に作用し、アルコール依存で亢進したグルタミン酸作動性神経活動を抑制することで、飲酒への欲求を抑えると考えられている。カウンセリングや精神療法などの補助として使用する。既に欧米をはじめ約30カ国で販売。日本での患者数は約80万人とされ、厚労省が同社に医療上必要性の高い未承認薬として開発を要請していた。