生活習慣改善の治療選択肢を提供「生活習慣病の根っこの生活習慣にしっかり向き合える治療を提供したい。当社の治療用アプリが大きな支援になると思う」――。医療系スタートアップ・CureAppの社長で呼吸器内科医でもある佐竹晃太氏は、こう話す。生活習慣病は偏った食事や運動不足、ストレスなどの生活習慣が深く関与している。生活指導は行われるものの、指導は徹底されず、高血圧などと診断されると医師も患者も薬物療法が頭に浮かぶ。そこで同社と自治医大は、高血圧患者の行動変容を促し、生活習慣を修正することで降圧効果を発揮する高血圧症治療用アプリを共同開発。４月にも薬事承認を取得する見通しになっている。そこで佐竹氏に、治療用アプリという新たな治療法のポテンシャルや保険適用の考え方、展望を聞いた。（神尾裕）――初の高...